2014年11月17日

ゴミに思う

おがです。

昨日は鳳来の岩場の清掃活動でした。
2000年からはじめたこの活動、紆余曲折はありましたが何とか15年継続できました。

同じ頃、浜松では中田島砂丘の砂丘減少により戦後埋め立てたゴミが表れあわや海へ流出という社会問題が発生。
浜や河川のゴミを拾いはじめたひとりの外国人を軸にネイチャークリーンという団体ができてそれにも参画した。
そこで浜と海をフィールドにしているサーファーたちがクライマーと同じよう清掃活動をしているのを知った。
浜松の中田島海岸の東にはゴミの清掃工場つまり焼却場があり、その焼却熱による温水プールがある。
サーファーたちは拾ったゴミの処理に苦慮しており、自宅に持ち帰り地域のゴミの日に少しずつ出している状況だった。
海からあがった後にシャワーなどの施設もない。
単純にサーファーたちが浜で集めたゴミを帰りに清掃工場に持ち込めばシャワーを使える仕組みができれば皆が幸せになると思った。

たぶん2001年から別途参画していたNPOの一員として浜松市の新水泳場(現在のトビオ)建設に関する市民懇話会にかかわった。
そのなかで浜のゴミとサーファーたちとの仕組みづくりを提案させていただいた。
けれど浜松市初のPFI事業であったため余計な事は言うな!という役所担当の圧力のもと黙殺された。
当時、浜松市は市民協働条例をつくり協働事業たねからみのりという市民提案の事業を採択実施するということをはじめた。
市民活動仲間の市議、公務員らと話し合い提案。採択され浜の利用者の意識調査を実施した。
しかし、その調査は新水泳場とは関係無い。懇話会で話すなと半分脅された。
仲間の公務員もなにかしらの圧力があったようでフェードアウト。
掛けられたハシゴを渡り外された自分は浜での活動を止めた。
新水泳場が完成し、どこかの大学の先生が環境の意識啓発の施設にするということで声をかけていただいたが参画はしなかった。

同じ頃、GENの母校三重県青山町の愛農学園高校で農水省就農準備校として10日間の研修があり参加した。
そこで研修先として3日間お世話になった農家がおもしろかった。神奈川県で教員をされていたご夫婦が子どものアトピーを機にIターンとして三重県の山里に移り有機無農薬で農業をされていた。
またこの周辺は名阪国道の真ん中になり産廃事業者が次々と表れるという状況のなか、反対活動をされているリーダーだった。
この伊賀地域の状況は新東名開通後の天竜奥三河の状況を自分に予見させた。
合併前の浜松市役所で市民協働事業の相談で訪れた企画課の方も同様の事を言われていた。

昨年、新東名の静岡県内が完成した。
あと1年半で愛知県内が完成する。
北区引佐町と新城市八名地域で産廃事業者の反対運動がおこっている。
新城の女性の知り合いが熱心に活動している。
彼女が活動をはじめるとき、
市や県は基準をつくることはできるが、それをクリアーされたら拒めない。
でも産廃はない方が良いから住民が嫌だと活動するしかない。
だけど新城市のゴミ処理場や最終処分場を知ってる?(知らなかった)
船着と鳥原を見に行き、地元の方々に話しを聞き、感謝をしてから活動しなよ。
と話しをさせていただいた。

自分の話した意図が彼女に伝わったかはわからない。

先日、天竜区の奥 竜頭山に登りに行った帰り。
旧龍山村と旧天竜市の境、鮎釣の集落のはずれに不自然に広く平らな空き地があった。
何だろうと行ってみるとゴミの最終処分場。つまり埋め立て地だった。
管理が浜松市となっていたがそれが合併前の天竜市のモノか今の浜松市のモノかわからない。
帰り際に鮎釣の集落にむかい頭を垂れることしか自分にはできなかった。


同じカテゴリー(雑記)の記事
マニアック農機たち
マニアック農機たち(2024-11-12 19:47)

洞窟探検
洞窟探検(2024-02-26 07:07)

さばらコンテナ
さばらコンテナ(2023-10-27 13:05)

ストレス発散
ストレス発散(2023-09-18 20:01)

困ったもんだ
困ったもんだ(2018-07-11 08:56)

進化がスゴイ
進化がスゴイ(2018-06-07 10:45)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ゴミに思う
    コメント(0)