2014年10月31日

答えが見えそう?

答えが見えそう?
おがです。

昨日は新城の高田さんに「ちょっと見てほしい場所があるから来てもらえないか。」と誘われたので北設楽郡東栄町にお伺いしていました。
朝少し早く着いたので本郷の町をぶらぶらと。
喫茶店でモーニングをいただき本を読んだり。
少し肌寒くなった山里は心地よかった。

高田さんと合流した後、古戸地区のある沢へ。
答えが見えそう?
国道沿いにあるこの沢には幾つかの滝が連なり観光資源にならないかと。
下の2段は遊歩道など整備する計画だそうだ。
上へ連なる滝が沢登りの対象にならないかと。
数段の滝を遡行していく。
小さな滝が連続し夏ならば気持ちよく遊べそうだった。


「沢登りの愛好家の方たちがフィールドとして利用して欲しい」とのことだったが、「それは無理」とお答えさせていただいた。
愛好家の人がフィールドにするにはあまりに簡単で短い。

「観光客の体験ツアー的なフィールドとしての活用なら使えると思いますよ。」とお答えした。

ただ下からみえない沢沿いは間伐された木がそのまま放置され、歩いて遡行するには邪魔だし危険なので撤去する必要がある。
林業関係者が3名で2~3日はかかりそうなボリュームだと自分には思えた。

そこをフィールドで使いたい方がいれば「整備をボランティアでいっしょに・・・」というのが本音のようでしたが、「それは難しいだろうな」というのが本音です。
「東栄町や愛知県が予算を付けて整備し、地元でロープワークなどのスキルを身に付けた方がいれば観光交流資源になりうる。」というあたりだと思います。
肯定的な表現にすると「地元が本気になれば観光交流資源となる。」ということです。

帰り際に以前から疑問に思っていることを高田さんに尋ねました。

「なぜ、東栄町と佐久間町の間に県境があるんですか?」「峠も川もあるわけではないのに・・・」

この疑問を今まで天竜や奥三河の多くの方々に尋ねてきましたが、今まで納得できる答えをいただいたことがありません。
高田さんも「そういえば何でだろう?」と。

ただ、今回ひとつの発見がありました。
「東栄、特にこの本郷は何で栄えたのですか?」の質問に対して「木材と養蚕」という答えをいただきました。

木材だけならば天竜川水系の東栄の材は川を下り佐久間の中部で本流や遠山郷の材と合流し遠州とのつながりが強くなるだろうことが想像される。
しかし蚕なら絹糸となり、川で運ぶのではなく陸路を運び池場を越え三河大野で赤引糸として流通されただろう。
伊勢神宮にも奉納され三河遠州の繊維産業の礎となった赤引の糸。

これこそが天竜川水系である東栄町が東三河の一員となっている歴史ではないだろうか。

10年来の疑問を紐解くヒントを得たような日でした。


そのあとは天竜区熊にのぼり、Iターンの矢野さんと情報交換。
これも次につながりそうな・・・。


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